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2005/12/04

淡麗礼讃。-LEXUS-

銀白の景色に立つその時から、冬が濃度を加速する。
体感する温度も、今朝目覚めた時から既に違っていた。
週末の夕刻より、「特急しなの」に乗り込み、松本へ。
2時間の飛行は、蝙蝠にとって絶好のプライベートタイム!
さて、プティ贅沢な気分を味わうための旅の滑り出し。
FAUCHONのサンドウィッチボックスと、メルロー赤のミニボトル、60年代ジャズの古本を抱えて乗り込む。
お隣の席は初老の紳士。
「ワタクシ、ワインを飲みますが、匂いなどよろしいか?」と一通りおことわりして、キャップを捻る。「良い香り」と呟いてくださったので、ひと安心。時折お話ししつつも、ゆったりとくつろいでいるうちに、ボトル半分を残して松本に到着。

今回の週末旅の目的は、LEXUSでの初冬ドライブ。早寝して目覚めるはずが、クルマの手配主のために持参したタイユバン御用達シャンパーニュのファットな飲み口のせいで、思わぬ夜更かしをしてしまい、やや宿酔い気味。でもそんな紅眼蝙蝠をエスコートしてくれるのは、冬空に凛と際立つ白銀メタリックのLEXUS-IS。 トヨタの新ブランディング発想が生みだした、日本が世界に誇れる初のプレミアム・カー。高級スポーツセダンとしてのエレガントな“おもてなし”とアグレッシヴな走りが、快適にスリリングに日本海へといざなってくれるはず。

ドアを開けた瞬間から、ステップにはブルーLED照明の輝く「LEXUS」のプレートがお出迎え。ドア内側のスタイリッシュな流線型、深いローズウッドのパネル、体をしなやかにホールドしてくれる黒ヌバックのスポーツシート。どれもが「やりすぎてない」奥ゆかしい優雅さにあふれている。あら、もう、音楽などまずは要らないわ。私の体のために精細に形を変えてくれるシート。スムースにひらくカップホルダー。どれも「身のこなし」がすこぶるジェントリー。こんな男性にエスコートされてみたかった。そんな感動がエセ淑女のココロを火照らせる(笑)

松本市内を147号線で北上していくと、少しずつ雪がちらつきはじめ、遠くの山並みが静かに新雪を纏い始める。チェーン装備をしていないので、無理せず行けるところまで。ゆったりとエンジンを暖めつつ、走らせる。
エグゾーストノートは驚くほど静か。ぐっとアクセルを踏み込んでも、寡黙なままスムースに回転がついていく感じがなんとも不思議、初体験のフィーリング。ブォンとマフラーを唸らせてイキがりたい走り屋には物足りないかも知れないが、コレこそまさに大人の不良走りの粋といえましょう。
車内が静かなだけに、標準で13スピーカーもあるオーディオを楽しむには絶好の環境。よりによってフリージャズオーケストラの新譜を持ち込んでしまうあたりが、蝙蝠、やはりエグゼクティブとはセンスもほど遠い。。。

途中雪道に阻まれ、日本海抜けはやむなく断念。常念岳より安曇野の方へまわり込み、山道のワインディングを抜けて落差40メートル級の大水沢の滝-延命水へと向かう。

何匹かのニホンザル、カメラを携えた2-3人の男性と往き会うのみで、観光客もなく、“厳寒の冬玄関”に立つ気分(笑)延命水はシダのようにつららに滴り、新雪の山肌が氷の簪(かんざし)で飾られてゆく。

淡麗を極めた、完全なるモノクロームの世界。
ささめに降りしきる新雪が、木々それぞれの形をエンボスに縁取り、 水墨画の世界を深々と描き出していく。
レクサスは幽玄とも言える冬景色にごく自然に溶け込み、
なお高貴な印象を湛えて、新たな発見をさせてくれた。
花鳥風月、雪月花に麗しく調和するスタンダードの美学。
ああ、日本が真に誇れるプレミアムカーとしてのDNAは、
こうした佇まいにも生かされてますか。和魂プレミアム。

lexas-1
yuki
enmei

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