六月の紫陽花。-フォーシーズンズ椿山荘-
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6月のいちばんのお楽しみは、夏限定のお家ワイン。
ブルーノートのミーティングの後いつも立ち寄る明治屋で、入荷直後に発見!イタリア・トスカーナ地方の名門ANTINORI社より、今年も「紫のカプセル」が届きました!
カプスーラ・ヴィオラ 2005
'05年はヨーロッパ全土がたいへん天候に恵まれた年だったのだとか。トレビアーノ種を基調としたフレッシュな果実味がバランスもよく、繊細な味わい。口当たりのいい爽やかな辛口なので、新鮮な素材を使った軽めのお料理にぴったり。お刺身やマリネ、冷しゃぶ、シェーブル(山羊)等のフレッシュなチーズ・・・。うーん、とれたてのフレッシュトマトとバジルで作る、冷製カッペリーニとかにも合いそう。
難点は・・・あまりに爽やかで舌に心地よい味わいなので、一本ぐらいつるっと開けられちゃうこと。わが家では早くも4本消費。このままいくと・・・いったい何本のカプセルを開けちゃうのかしら?
毎年生産量を限定して造られ、夏季のみのリリースで予約制のため、追加することが難しいのだとか。店頭やネットショップでも残りわずかのようですね。蝙蝠も、まだまだこれから始まる夏のためにオトナ買い。お値段もほどよい夏開きワインなのです。
写真は、'05年12月にオープンしたマンダリン オリエンタル 東京の38階最上階「オリエンタル・ラウンジ」にて。奥のカウンターには、一口サイズのタパスを贅沢に楽しめる6席限定「タパス モラキュラーバー」も併設。摩天楼で楽しむ初夏の宵には、よく冷えた白ワインが最高。ああ、いい眺め。
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かれこれ、15年以上になる。彼と出会ってから。
使い込んだアコギ一本肩に背負い、北は北海道、南は九州まで。時にはソロで、時にはロックバンド「横道坊主」でも活躍のベーシスト・橋本潤(ex.ロッカーズ、シーナ&ロケッツ、泥沼楽団)との麗しき不良中年DUOでの吟遊旅。これが、彼のライフワークとなって久しい。
その唄い姿は、暗闇のステージでしなやかに背骨を踊らす黒猫のようであり、風暗い街の路地裏物語を映しだす幻灯師のようでもあり、月あかりの甘くほろ苦い光で心を包むセレナーデの紡ぎ手であったりする。
かつては、「和製トム・ウェイツ」と多く称された彼のしわがれ声は、怠惰と退廃を上澄みだけで演じる贋物・如何物ではなく、少し鼻にかかった甘さがどこかくすぐったくもある、ホンマモン色男の溜息なのである。
言葉はよく吟味され、煌めきを丹念に織り込んだ詩は、モノローグで綴られる銀幕を、脳裏と心底に映しだす。彼の唄が投げかけてくるキーワードは、いつも蝙蝠を、ゴダール映画のアンナ・カレーニナや、ヴェンダース映画の風来坊たちや、ボニー&クライドにさせてくれる不思議な魔力があるんだなあ。
そんな彼の唄声は、映画「鬼火(望月六郎監督・原田芳雄主演)」や「レグラバザポチ(中村一彦監督)」の中でも聴くことができる。フィルム・ノワールにぴったりしっくり来るのは、彼自身が無類の映画好きということもあるかも知れない。
こちらが溜息をつかされるのは、その独特の唄世界だけじゃない。爪弾くギターの生の音色も、近年はことさら艶を増し、繊細なメロディからロックやブルース魂を骨太に感じさせるビートまで、耳を傾けるほどに心地よい響きに満ち溢れている。ギター弾きならば、秘かに必見、必聴のアコギ名手でもある。
さて、(久々の)閑話休題。
今年も夏の始まりに、彼が名古屋の街にやってくる。蝙蝠は毎年、彼のツアーはじめのこのライブで、夏開き。
今回は、前作『月にひまわり』(2005)に続き、なんと10作目となる最新ソロ作『暁と夕べに』を引っ提げてのCDリリース記念ライブ。
名古屋今池のBAR ZEROでは、マイクもなし、完全「生音・生声」でのネイキッドなステージに。マスターNAOKIの洒脱なカクテルや、選りぬきワイン・焼酎のグラスを片手に、氷も手も足も鳴らして、くつろぎの酩酊を楽しもうじゃありませんか。
緑の公園をバックスクリーンに、どなたさまも、銀幕の主人公に。
LIVEの詳細はこちら。
■寺田町ソロLIVE(名古屋今池)
6月25日(日) music saloon ZERO
20:00START/ライブチャージ 2000円
その他のツアースケジュール・プロフィール・ディスコグラフィー等「寺田町」の情報はこちらからどうぞ
↓
寺田町公認website
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いま。蝙蝠を最も心地よくさせてくれる男達。
「ふたりのFRICTION」。
愛されるより、愛したい。や、ちがった。
同じ時間を過ごすほどに、
キモチの深いところが熱々に満たされていく。
なんなのだ。このふたりの美しさは!
最高にピュアで、最強にクール。底抜けにフール。
RECKの生き方、考え方のブレの無さは、真芯そのもの。
達也が「ドラムを叩くことと向き合ってきた時間」も
また同じに揺るぎないことは、蝙蝠がよく知っている。
そんな“ふたり”がふたたび、合体するぞ。
7月18日・渋谷クアトロ。
名古屋の春に続く夏の陣は、いよいよ東京シティ。
来るぞ、来るぞ、来るぞ、来るぞ。手強いぞ。
行けよ、行けよ、行けよ、行けよ、負けるなよ。
その名はFRICRTION。
魂のブラザーズ、すみません。
アップしちゃいました。ナゼにおんなじカオ(笑)
夏に向かって、熱烈にアップアップ。
火が点いちゃったら燃えるだけ。
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幼なじみが発行している地元フリーペーパー「ポゥ」にコラムを寄稿していたら、アフター万博関連事業でWEB NEWSに取り組む会社から、レポーター依頼が舞い込んだ。
んーむ。暗黒世界に眼がなじみきった蝙蝠が、パプリックにエコなアクションをレポートする???
ちなみに蝙蝠のマストといったら、ゴミの詳細分別と保冷機能付きお買物バッグの常用ぐらい。あとは、地球生活者としてのマナーの範囲で。多少の面倒ぐらいはオーライ。でも、ペットボトルでロケットを打ち上げたりはしません。
いずれにしても、蝙蝠VIEWで“Search&Destroy”。まずは、NY近代美術館MoMAのミュージアムショップでも販売されている、イカす「間伐材バッグ&プロダクツ」をお題に、ブログレポーターデビュー。
しかも四国旅から帰ってのお仕事一発目、
「四国・瀬戸内の物産と観光展」よりネタをいただき!
松坂屋本店本館7階大催事場にて、6月7日(水)〜12日(火)まで開催中。
デザイン的には、ロハスでミッドセンチュリー。エコロジー云々はさておいても、なかなか魅惑的なプライス&テクスチュアですよ、一見の価値あり。
【Eco Action News】「Do it!サイクリング」
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瀬戸内海に浮かぶアートの要塞、ベネッセアートサイト直島。
やはりマストはベネッセハウスでの宿泊と、地中美術館。
どちらも、安藤忠雄建築を代表する「作品」ゆえ、
館内撮影は基本的に御法度だ。
文字通り小高い山中に“埋まってる”地中美術館に至っては、
エントランスに続くアプローチ門前から不可。
蝙蝠の瞼シャッターと網膜に焼きつけるしか、術はない。
高松のイサム・ノグチ庭園美術館も然り。いいのよ、別に。
写真にいちいち残さなくても、無問題。
ジェームス・タレル作品だって、
イサム・ノグチの仕事場だって、
あれはその場体験してみにゃ伝わってこない磁力。
写真や図録じゃ全然意味がナイ。抜け殻でしかない。
「記録より記憶に残す旅」って。上等じゃあないですか。
ホテルがそのままコンテンポラリーミュージアム、
なんて贅沢な、オトナの遊び場なんでしょう。
浜辺にも、山の中腹にも、ホテルの外も中にも、
そしてくつろぎの客室までもがアートギャラリー。
海も空も砂も木々も野草も、建物が映しだす影や色、
なんもかんもが、遊び=アートな仕掛けやネタに。
それに気づいたり、見つけたりするのがまた、楽しい。
気づかない人もいっぱいいるだろし、
気づけなかったことも、いっぱいありそう。
蝙蝠がよく夏休みに泊まった民宿周辺に基地を作ったように、安藤忠雄もやらかしちゃったか!
よほどのゴーマンかメガロマニアじゃないとできないね。
建築家って。
蝙蝠部屋は、「Museum room202」。
room335は、ラリー・カールトン。
「文化大混浴 扇のためのドローイング/蔡國強」。
眼下の海辺沿いに垣間見える、
奇岩に囲まれた海辺の野外露天風呂、“文化大混浴”。
蝙蝠たちがその風呂に入るのも、アートコラボなんだと。
四季の風情が墨で描かれた4部作。
和でも洋でも中でもない、ライト風味が愛らしい。
ミュージアムショップで記念に買ったのは、「春の扇」。
サンセットを眺めながらのウェルカムシャンパン。
館内のギャラリーツアーのヘルプ解説を、
ホテルスタッフがやってくれるあたりがアットホーム。
いらんようないるような。でも。
聞いてみないとワカラン、作家のメッセージとやらもある。
解説されるとよけいにワカランということも、当然ある。
蝙蝠はシンプルに「好み」と「カイカン度」を基準に“体感”。
安田侃 「天秘」の上に寝ころんで、
切り取られた夕空を放心で眺める蝙蝠たち。
作品タイトルがエエね。エエね。
石の円みがしっとりやわらかくて、化石になれそう。
ディナーのひとときをエスコートしてくれたのは、
世界の水平線を撮った屋外のフォト作品と、窓いっぱいに広がる瀬戸内海の水平線との夕景コラボレーション。
店内に響く話し声のディレイがとっても絶妙で、
音楽がないことが、かえって耳をよろこばせる。
アメニティは英国のオーガニックブランド。
ライティングデスクの引き出しを開けると、
聖書といっしょに直島ゆかりのアートブックが数冊。
夕食後には、お部屋に“お夜食”が。
ちょっとしたサプライズが嬉しい感じ。
メッセージカード付きのギフトボックスの中身は、
柚の香も上品な、おいなりさんが4つ。
豪華晩餐の〆のばら寿司さえ食べきれず、
セコセコ、お部屋に器事運んでいただいた蝙蝠たち。
翌朝テラスで、優雅な朝食としてセッティング。
タダ飯オーライ、ムード作りはお手のもの。
おいなりさんに添えられていたカードの裏に、
「Thank you!」の走り書きを残して、部屋を発つ。
【蝙蝠思案箱】
本館のMusiumとOvalに加え、海岸に面して新館2棟が5/20にオープン。それに先駆け、蝙蝠たちが宿泊した翌日に内覧会があった模様。黒塗り自動車が何台も連なって。
こちらはアートというより完全に、リゾート施設。今後は旅行会社のツアーやリゾート客がわんさか訪れて、さぞかし賑やかになるんだろうなあ。
これまでは、直島随一の大型宿泊施設であるベネッセハウス本館でさえ、客室数はわずか16。しかも、良くも悪くも“現代アート”という括りがあるせいか、小さい子ども連れや団体は少なく、私が見た限り、心地よく過ごすためのマナーをわきまえたアート・トリッパーが多かったように思う。
そうでなかったとしても、商魂剥き出しで出迎えたりしない、「素にして野だが卑ではない」 直島の人々の“もてなしの心”が、旅人たちの「掻き捨て恥」や「食えない気取り」をやんわり抑制してきたのじゃないかしら。
さて、これからの直島。どのように“歴史はその時動いちゃったり”していくんでしょね。
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