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2006/12/28

FRICTION冬の陣 in 福岡

バレンタインの朝に始まり、クリスマスの夜で締めくくる。
今年はなんと美しい物語が刻まれた1年だったのでしょう。
春・夏・秋・冬と、季節が巡るごとに、
新たな伝説を更新し続けた、新生FRICTION。
鮮やかな再始動劇の千秋楽は、福岡にて。
イブから現地入りし、鍋を囲み、杯を交わしての前夜祭。
FRICTIONのお二人とマネジメントを取り仕切るFJr.氏、
その香しき男前衆に、遠慮なーくぶら下がる蝙蝠。
示し合わせたように偶然、同じホテルだったのよねえ。

「東京を抜け出したい」というRECK兄貴の思いも重なって、
12/25(月)福岡DRUM Be-1でのライブが実現した。

Fukuokaf

それはもう、イカしたライブムービーを観るようだった。

登場するやいなや、真っ赤なタオルを腰に揺らし、1音目から濡れちゃうRaw Powerで、見えない壁をバリバリ引き裂く2人のFRICTION。IGGYの歌はもちろんエクスタ最上級、だけど、RECKのソレもジンジンきちゃう。ドキドキが早くもノンストップ。脳内グルーピーになりきりまくる蝙蝠。
2階のカンケー者席最前列に陣取り、久々にジャックダニエル煽りながら、ハートを震わせ見下ろしちゃってるのよマイダーリン。いや、麗しのブラザーズ。
至福って、ああ、こういう瞬間を言うんだわ。恋愛のラブリーモーメンツとは、また違った恍惚感。ええ、分泌されるものが違うっちゅうの。だだ漏れです。
なぜにこんなエロスモード全開になってるかと言うと、蝙蝠の中で思い描き得る最高のロックンロール・ムーヴが、そこに充満、炸裂してたから。文句なしに。

最高にピュアで、獰猛で、美しい2頭の牡が吠える、駈ける、弾ける、笑う、迸る、達する。その瞬間を舐め取るように五感で受け止める。
しかし、達也はよく吠え、RECKのヒップはよくうねってたね。
すこぶるご機嫌そうなのだ、2人とも。ガッツポーズばっか。
演奏しながら目をカッと見開いていたかと思えば、次の瞬間見つめ合って、嬉しそうに目を細める。なんなのよ、ラブパワー炸裂じゃんか。あ、RECKはもちろんサングラスだけど。
ヒート・ビート・ウェイヴは怒濤のごとく、次から次へと押し寄せては微かに退き、深く心底を抉り、全身をじっとりと汗ばませてしまうのね。
声が、思わず、漏れる。
知らないうちに、啜り鳴き、歓喜の吐息を喉元から絞り出させる。エクスタシー。爽快で痛快、とびきりビュアで快活な。
縦にスッパリと斬っては弾かせ、横にねっとりと揺らし、斜めに軽やかにスイングさせる。そう、このクリスマスの夜に訃報が届けられた、キングオブソウルJBと同じ、ファンキーストリーム!ヒップ・ヒッピ・シェイクさせられちゃう。

『Big-S』の前に、達也が立ち上がって吠える。
「ガオー!サンキュー。メリークリスマスーサイド!」
続けて、
「Get down,Get down,Get down,JB!」

前夜、RECKが「FRICTIONはダンスバンドなんだから、踊らなきゃー」と言っていた。その通り。なんともリラックスしきったおおらかなグルーヴが、シャンパーニュの泡みたいに、滑らかに全身を包み込む。
最後のキメの音で、蝙蝠は心地よく殺された。

この2人FRICTIONに、“低層アベレージ”などあり得ない。
それでも、春・夏・秋と観ていく中では、個性的な曲質ではあっても、時折単調に感じそうになってしまう瞬間や不安が、正直に言えば7月の渋谷クアトロや10月の新宿ロフトでは、微かながらよぎったりもした。
・・・取り越し苦労は老婆心。ぜーんぶ払拭してくれるライブになったね。
初披露の『Kagayaki』、今まで聴いたことが無いほどPOPに弾けた『Zone Tripper』も新鮮だったけど、何よりも、「俺にしか叩けないドラムをFRICTIONでやりたい」と切望していた達也の、本領ようやく見たり。今のFRICTIONでのライブで最も、一曲ごとにしっかりとした輪郭とバラエティに富んで、とにかくすべての曲が見事な建築物になってた!特に、アンコール一曲目での『100年』。これはかなり面白くなってた。

達也は本当にお客さん思いだ。
とにかく楽しませようという気概が、のっけから満々。
でも結局、彼自身が本当に楽しめちゃってたのだ。
それこそが、ずっとRECKが彼に求め続けていたこと。
RECKのポジティヴ・ロックンロール・パワーに包まれて、
達也自身も著しく更新し続けている!
最小にして最大、最新。こんなロックバンド、他にない。

ああ、ああ、キリが無い。
仕事原稿と違ってなんともまとまらない。
凄いライブに遭遇した時の定番台詞、「書きたくない」。
うろ覚えセットリストで、拙い筆を置かせていただきます。

Row Power (Iggy Pop & The Stooges)
Highlife
Missing Kissing
Choke
Big-S
Kagayaki
Gapping 〜The Heavy Cut 〜Cycle Dance???
Fire ( Jimi Hendrix)
Zone Tripper

#encore
100年
Crazy Dream
Pick Up

ありきたりだけど、お楽しみはまだまだこれからだ。
この人たちは、まったくもう。愛し合ってるかい?だ。
老パワーズ(RECK命名)を舐めちゃあイカン。
毎回、とんでもないところをヒットされちゃうよ。
続きは・・・また来年。どなたさまも、良いお年を!

Fr12

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コメント

最高最強のロック!!!
福岡に来てくれて本当に感謝しています!あの日居た福岡オーディエンスは120%満足しています。(想像を遥かに超えた音に)
また福岡に来る事を祈ってます!今年を締めくくる素晴しいライブでした。今日の友人との忘年会でこのライブがいかに凄かったか!の再確認な感じでしたよ!!!!

投稿: secibon | 2006/12/28 07:30

福岡ライブにタイトルを付けるなら・・・
「Sex Machine」。んは♪
JBが降りてきてたのかも、しんない。

secibonさんとの楽しい夜も大切な思い出に。
ありがとうね。
いろいろ勉強になりました、替え玉投げないとか(笑)

投稿: iggyhoney | 2006/12/28 10:35

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