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2007/09/27

月見酒。-京老舗の錫器-

十五夜、満月、中秋の名月を愛でる宵。
昨日は美しい月が、帰り道を見送ってくれました。

京の老舗・金属工房『清課堂 山中源兵衛』の酒器で、
お月見酒などいかがでしょう。
WEB MAGAZINE STELLAのインタビュー「FEATURE#14」も、
全編アップされました!
静かに燃ゆる京男の創作魂を宿した、
錫製のぐい呑み限定プレゼントもお見逃しなく。

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蝙蝠ブログのバックナンバー。

ようこそ、はじめましての方々。
日々是とりとめのない蝙蝠クロニクルですが、お読みいただきありがとうございます。お問い合わせいただいたバックナンバーは、こちらからどうぞ。

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ロブションのパン。-松坂屋本館地階-

20世紀最高の料理人と謳われるジョエル・ロブションの『ラ・ ターブル・ドゥ・ジョエル・ロブション』が、今年5月名古屋にオープン。比較的リーズナブルに巨匠のシンプル・フレンチを味わえることもあって、なかなか好評の様子。松坂屋本店10階のレストランに続いて、10月26日同館地下1階に、ロブション監修のブランジュリー&パティスリー『ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション 名古屋店』がオープンした。

東京・六本木ヒルズ、恵比寿ガーデンプレイスに続いて名古屋初出店となるが、レストラン併設ではなく、単独ブティックとしての展開は今回が初らしい。蝙蝠も名古屋ブルーノートでの料理撮影帰りに早速飛来。秋ジャズ、秋味シーズン真っ盛り。

ライティングもひときわ明るいショーケースには、ジュエリーのようなスイーツやギフト類、ハード系ブーランジェが並ぶ。
販売する商品はすべて、上階レストランのキッチンでシェフが朝5時前から手作りしてるんですと!ブラボー。

蝙蝠は、ロブションこだわりのオリーブとドライトマトがたっぷり入った、フーガス・プロヴァンサル(地中海風リーフ型パン)など、数種類をチョイス。
噛みしめるほどに粉の旨味をしっかりと味わえるパンは、料理の素材の大切さを強く実感させてくれる力がある。
蝙蝠の寝室バイブル『ロビュションの食材事典—四季を彩る52の食材と料理』でロブションが語っていた“素材の生命力”が、リアルに舌に伝わってくる。パンって本当に偉大だ。

Photo

先に本館7階で開催中の「長崎県の大物産展/9月26日(水)〜10月1日(月)」にて、初出店の名水霧島豚を使った黒ゴマ入りソーセージを買ってきたので、自家製パプリカのマリネを添えていただきまあす。

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エコバッグ・デビュー。-松坂屋南館地階-

レジ袋の有料化がエコ活動にどれだけ有効なのかという議論はさておいて、と。
昨年末のブログでも紹介した通り、エコと言うよりあの素材感も音もニガテな蝙蝠は、日頃から「できる限りマイバッグ派」。エコくーぴょんも貯まってます。
その蝙蝠のところにアンオフィシャルで舞い込んできたのが、「エコバッグのメッセージを考えてくれませんか?」というご依頼。といっても、「いかにもエコバッグ!」として売り出すのではなく、ファッション小物のセレクトショップから、アンテナ的にオリジナルでリリースしてみたいとのこと。だから、シャレのきいたお洒落な発想でひとつ、というもの。
「んじゃ、ブリトニーちゃんがリハビリ中にママバッグとして使ってくれそうな感じで〜」などとテキトーなことを言いつつ、タイポグラフィ・デザインとして遊べるフレーズをいくつかご提案。ギャラは出来高次第でアップとか!?

その第1号が無事商品化され、今週よりいよいよ松坂屋本店南館地下1階「ライフスタイルメッセージフロア」にてデビューしました!
ヴィトン好きな名古屋、しかも松坂屋発だけに、モノグラムを意識して?デザインできるよう、メッセージは、「ココロニエコエコ」というカタカナ・フレーズに。

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勝手に名づけて「エココロ・バッグ」、各1,500円です。
楽譜を入れてもいいし、塾通いの受験生にもおススメ。
お稽古バッグとしても最適なソフト帆布の肩掛け式。
内ポケットもあるので、鍵も携帯も、グロスもOKよ♪
蝙蝠としては、「金曜日には〜ワインを買って〜」という大昔のコピーが懐かしい('72年発売サントリーデリカワインCM)ではないですが、ワインとバゲット、チーズをそのまんまさくっと突っ込んで〜♪逢いにいくわ〜♪

コスト・流通など裏方事情で、デザインやデティール、素材感等のプランニングにまで関われないのは残念だけど、まずは至極シンプルかつユニセックス&ユニバーサルな仕様に。ヒットしたら、カラー展開もしてくれるとか!?
その他にも、辛口トレンド・リサーチャーな米国人ジャーナリストから、「そりゃなかなかクールだよ!」とお墨付きをいただいた英語メッセージや、保冷機能付バッグ用のプランもスタンバイ。ぜひぜひ商品化してもらえたら、ウレシイな、っと。
皆さんが使ってくださるともっともっと楽しい展開ができそうな気配なので、お友達へのささやか〜なプチ・ギフトにでも、おひとついかが。

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2007/09/12

食彩れびゅう-名古屋東急ホテル-

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続けて秋のお仕事CM。

名古屋東急ホテルのメインダイニング『ロワール』には、フランス料理と鉄板焼の2つのレストランが併設。蝙蝠も、お仕事・プライベート両面でたいへんお世話になっています。

こちらでは、不定期ながら毎回名古屋のセレブ&キャリアマダムをお招きし、季節のメニューをいち早くご紹介していただきつつ、和やか〜にインタビュー。WEB上にて「食彩れびゅう」としてアップされています。
男前好きで知られる?蝙蝠ですが、美女はもっと大好き。秘かに“美女名鑑”と名付けて、毎回至福のひとときを満喫しちゃってます。

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写真は、ロワールの位置皿。ナプキンリングは、昨年改装前まで使われていたシャンデリアのパーツから作られたオリジナル。「長年通ってくださるお客様の思い出を、何かの形で大切に残したかった」と、マネージャー。そんな心あたたかなもてなしが、ほんと、このお店のいちばんの魅力なんです。

ホテル開業20周年を迎えるこの秋のお客様は、とってもキュートで知的なキャリア女性。今回は、季節の野菜使いがお得意の前島シェフによる秋の新作フレンチ。豊富な茸やジビエのプレ・シーズンを感じさせるお料理を、初対面ながらわいわいシェアで楽しみ、仕事なのをつい忘れてしまいそうに。

たとえまだ暑い時期であっても、皆さんお料理にあわせてちゃんと季節に先駆けた装いを気遣ってくださるのは、さすが。蝙蝠も、「ホテルのレストランでお食事する」というお客様の昂揚気分を損なわないよう、さりとて主役より控えめに、季節の色や素材を選ぶくらいは心がけてみたり。これも、ふだんのお仕事とは違う楽しみですけどね。


蝙蝠がここ数年担当する名古屋東急ホテルのレストラン情報誌『DELICE』も、今秋リニューアル。ラウンジから各レストラン、バーまで、季刊でリコメンドを特集しています。
巻頭のイントロダクションは、ホテルのレストランサービスの裏側にまで潜り込み、「味」を通してホテルの心をお伝えしていく企画なので、特に気合いが入ります。

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今回は、蝙蝠憧れの堂薗前総料理長が、ガチンコで熱く語ってくださった“ホテルのパン”がテーマ。
アトリウムラウンジ『グリンデルワルド』の一角で、ベーカリーからバゲット取り寄せ、豪快にちぎっては蝙蝠に食べさせてくれた堂薗シェフの、パンを愛する熱意と人懐っこい笑顔が、忘れられません。パンもこうなると、もはや媚薬です(何言ってるんだか)

そういえば初めてお会いした時も、小部屋に招かれ、秘蔵のレシピ帳を膝の上で何冊も何冊も繰りながら、時間かまわず「本物のフレンチ」について細かにレクチャーいただいた。その思いを蝙蝠は、しかと伝えていけたらと思うのです。

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2007/09/04

松坂屋・大丸統合。-告知広告-

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お肉が登場したところで、さすがにもたれ気味かと思うので、ちょっとCM。

9月3日に、大丸松坂屋ホールディングスが経営統合。その記念フェスティバルとして、本日4日から18日まで、両百貨店の全国26店舗で統合記念企画を開催。
期間中の売上高は、大丸210億円、松坂屋74億円を目指し、合計の売上高目標は、松坂屋本店の11・12月の2か月間の売上高に匹敵する規模だとか。

告知広告も昨日、両百貨店各店エリアにDROP。
カトレアは松坂屋、孔雀は大丸のシンボル。
どちらもグレイシーマダムなアイテムですね。
「鳥謳い、花笑う」は春の季語ですが、
この秋の統合で栄に春を呼んでほしい。
そんな願いが込められていたりして・・・。

日経スペシャル『ガイアの夜明け』でも急遽特集。

蝙蝠仕事、過去最大(サイズ)で銀座に見参!

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2007/09/01

夏腹〜「開拓精神」。-札幌-

蝙蝠が食いしん坊という性質はもはや明確ですが、
あまり自らすすんで食べないものだってあるんです。

FRICTIONがこの夏、北海道で毎年開催される「ライジングサン・ロック・フェスティバル」に出演することが決まってすぐ、クライアントさんから「北海道行きませんか?」とのお誘いが。札幌市内のミニシアター「シアターキノ」と、日高にある家族経営で競走馬を生産する「道見牧場」の取材。これは渡りに舟ですね!ということで、一路北海道へ。

札幌の味と言えば、ラーメン、ジンギスカン、スープカレーと相場は決まっている!?…どれも若者万歳なメニューばかりです。ラーメンは、前の項でも紹介した通り。やはり、さっぱり鶏ダシ塩ラーメンを選択しちゃったアダルトな蝙蝠です。

一仕事終え、クライアントチームが嬉々として向かったのは、ジンギスカン。「あれ、あまり嬉しそうじゃないですね?」と顔色察知された通り、私の中で、あの甘辛ダレにどっすり漬かった羊肉は、「食べなくて良し」と一口でおさらばした代物のひとつだったのです。でも〜開拓の地に来て弱気は禁物。気を取り直し、導かれるままススキノの路地裏へ。
脱税するほどの人気店として有名になった「だるま」には、長蛇の列。が、私たちはその手前にある「羊次郎」へ直行。

ここで蝙蝠、
ジンギスカンに対する既成概念を大きく覆されました!

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もっちり艶やかな薄紅色、たっぷりと肉厚できめ細かな肉質。新鮮であることは、写真をご覧いただいてもたしかであろう生ラムにうっとり。サッと炙って中がレア状態のまま、数種類のハーブ、スパイスを混ぜた岩塩で食べてみれば、舌にしつこくからまない脂のほどよい甘みが、じゅわぁっと溶け出す。臭みなど皆無です。スキンヘッドな大将&スタッフも、脳天ツヤツヤ、声もデカい。
現金に、ショルダー・ロース・ラムチョップをループし、脂でしっとりと焼けた野菜もモリモリ。人のラム刺しまで箸を伸ばし、きっちり舌に溶かしてしまいました。
ああ、北のフロンティア精神、我が体内に宿る!フェス疲れの体に喝入れられた、ススキノの夜。

勢いづいてか、近年カジュアルに人気の札幌スープカレーも、初トライ。こちらも蝙蝠の食指になかなか引っかからず、チェーン店が地元で話題になっても手を付けぬまま。
スカッと夏晴れの陽気に誘われ、大通公園に面したオーガニック・カフェ風の専門店「スパイスラボ」でランチ。
野菜が食べたかったこともあって、海草たっぷりのサラダに惹かれてレディスランチを選んでしまったあたり、スープカレーに対してあまり積極的でない蝙蝠の姿勢が伺えますね。
テーブルに並んだオイルやスパイスで辛みが調節でき、ライスも雑穀と細やかな気が利いています。スパイシーな薫りが、暑い日に爽やか。お味は予想の範囲内でした。ダイエット中にどうしてもカレーが食べたい!という人にはおススメかもしれません。え、それって蝙蝠のこと?

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夏腹〜「赤のメニュー」。-国立新美術館-

味の記憶を鮮やかに残す、って難しい。

落ち着いてその場のムードを楽しみたいようなお店や雰囲気の時は、撮影するのはさすがに気が退けるけど、カジュアルなお食事の時などは、一緒にいる方もしくはお店に一言お断りして、なるべくお料理のイメージを損ねないよう心がけてます。でも、お料理をちゃんと撮るって、実はかなり難易度高いんですよー。お店の方々、ほんとにすみません。一眼レフも扱えない私ですが…頑張って腕を上げたいと思います。
イラストでさらさらっと描ける方が、ほんとに羨ましいな。お店にプレゼントしても喜ばれそうですしね。腕に自信のある方は、白地のハガキパッドやペンなどをバッグにしのばせてお食事に出かけられてはいかがでしょう?
デザートがすんで、珈琲などいただいている時にでも、お喋りしながら筆をささっと走らせて。おいしかった時間についての話も弾んじゃいそうです。いつか、そのお店に額入りでさりげなく飾られていたりするかもしれませんよ。あ、それ、素敵じゃないですか!ぜひ、お試しあれ。

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アートな話題になったところで、東京・国立新美術館に今年オープンした、「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」へ飛来。
前からどうしてもどうしても気になっていて、でもなかなか時間が取れず、遂におひとり様で突入することに。なので、狙いはリーズナブルに楽しめるランチです。

折しも夏休みまっただ中の日曜日。ランチ・ラッシュアワーを避けたつもりなのに、しっかり40分待ち。でも、この日は特に観たい展覧会も皆無、このためだけに予定を立ててきたので、諦めても仕方がない。幸い、美術館内には、ポール・ケアホルムのPK22とPK80やエッグチェアなど、ゆったりくつろげるデザイナーズ・チェアがあちらこちらにあるので、ヌーベル・キュイジーヌの祖でもあるボキューズの著書『ボキューズさんちの家庭料理』の一文を読みつつ、イージーチェアを選んで、のんびりウェイティング。

最近の彼の料理は、ヌーベルからクラシックへ回帰。今日の店はカジュアルに、伝統的なリヨンの郷土料理等がテーマとか。サプライズよりもオーソドキシーな良さを味わえるってことなのかな。
呼び出し15分前にロッカーに荷物を預け、小さなバッグとミュールに履き替えてスタンバイ。1人ランチでもせっかく贅沢なひとときを過ごすのだからと、気分にこだわりたい蝙蝠って…。

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選んだランチコースは、ライトに前菜・メイン・デザートのプリフィクス。まずは、35℃超の炎天下を大荷物引いて辿り着いたので、泡泡シャンパーニュ。さて…と。メニューを眺めて、あれこれイメージをふくらませつつ、じっくりコーディネイトしていくこのひとときが楽しいのです。
まずは、前菜から。この夏日に、“ガスパチョ”を選ばない手は無いでしょう。ボキューズを日本に紹介した辻静雄を主人公にしたノンフィクション小説『美味礼讃』の中で、辻氏がガストロノミストを訪ね歩く旅に出て、最初に口にして驚嘆したのが、スペイン発祥のこの赤いスープ。まさに盛夏の滋味そのものです。

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クルトンがたっぷりついてきて、カリッカリの香ばしい食感がにんにくと酸味、野菜本来の味が醸す苦みのきいたスープとマッチ。食欲をさらに元気にしてくれました!

選んだメインは迷ったあげく、+500円で「ガンバス海老のポワレ リゾットと共に」 。それにあわせて白ワイン。忘れちゃったけど、たぶんリヨンに近いローヌあたりのだったと思う。

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チョイス大正解!車エビよりもたっぷりずっしりした身を、リゾットもソースにしていただく感じ。ガンバスは地中海産の大型海老なのだとか。3尾まるまる、ミソまでこそげだして堪能しました。

デザートはやはり、ボキューズと言えば…「クリーム・ブリュレ」。なんせ、彼が考案者ですからね。
表面のキャラメルの薄さといい、焼き具合といい、食べてて楽しいとはまさにこのこと。それを知ってるからこその、表面積ですわね。

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食後の感想。「物凄く普通」。
…と言っても“普通”をナメちゃあいけません。清廉とした普通です。正しく、おいしい。
「サプライズが、全く無いのがサプライズ」。
あっ!これこそまさに適語です、鳩山さん!

吹き抜けの空中に浮かぶ3階フロアにある店は、自然光が降り注いでちょっとしたステージ感覚。美術館の設計は、蝙蝠も多少縁ある黒川紀章。
グランメゾンとは違った気楽さが、絵画を楽しんだ後(食事は絶対に観た後の方がいい!)の会話も弾ませてくれそう。夜になれば、照明効果もプラスされて、劇場効果抜群になるはず。

海外の名だたる美術館には、その時代ごとのトレンドや逆に伝統に裏付けされた素敵なカフェやレストランが併設されていることが多い。海外に行くと俄美術館マニアと化する蝙蝠。'97年にNYグッケンハイムを訪れた時、モダンなブラッスリースタイルのレストランが新規オープンし、当時のオーガニックやマクロビオテック料理のトレンドをいち早く取り入れた話題のシェフの店と聞き、感激。以来、「美術館には好いレストランを!」とささやかに提唱しておりました。なので、国立新美術館にボキューズの店がオープンしたことを知り、秘かに楽しみにしていたというわけです。

ほんとはデートで…も素敵なんでしょうけど、殿方とは気楽に横並びが好き。ま、美術館だけに独りで楽しめるかどうかもポイントかなってことで。でも、次回は気になる展覧会とセットで、一緒にディナーにお出かけしてみましょ。ねっ。

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