フランス生まれの「ケータイ映画」。
ケータイ電話にはなるほど、動画カメラがついている。しかしめったに使った試しがありません。撮ったとしても、メールで友人に「ホレホレ」と送るくらい。でも“ムービー機能”というくらいだから、なるほど「映画」を撮ってもいいわけですよね。さすが映画生誕の国おフランスらしい発想。
しかし「電話で映画を撮る」なんて、エジソンもリュミエール兄弟も吃驚!なんじゃあないかしら。
2005年に「フォーラム・ド・イマージュ-Forum des images-」(パリ市立映像フォーラム)が世界に先駆けてスタートした、『ポケットフィルム・フェスティバル』。今年6月にはポンピドゥー・センターで3回目が開かれ、日本でもフォーラム・ド・イマージュ×東京藝術大学が共催、ソフトバンクグループ/SHARPが協賛し、この12月7・8・9日に横浜で初の開催が決定。
で、「ココはひとつ!」と、急遽蝙蝠にレポート依頼が飛来してまいりました!
その『第1回ポケットフィルム・フェスティバル』のエクスプレス報告と、実行委員長・藤幡正樹氏(東京藝術大学教授)へのインタビューが早速アップ。
またも前取材が押しに押して(毎度のことですが〜)、持ち時間十数分と宣告されたものの、藤幡先生は蝙蝠の高速ラップ(笑)にテンポよくノッてくれ、「カーット!」までニコニコごきげんトーク。タイムアップの瞬間、蝙蝠チームも全員ガッツポーズ!
その後は夕方までシンポジウムを覗いたり、アヤシいPINK照明に彩られたギャラリーに、整然と並ぶAQUOSケータイで作品を観て廻ったり、巨大スクリーンでの上映も一通りチェック。
う〜ん、「ケータイ映画」としてはまだまだ発展途上の段階、というのが率直な感想。でも、今後新しいフィルム・カテゴリーとして進化していく可能性は十分に感じました。
個人的には、ケータイ覗き込んでちまちまとナニかを鑑賞するのは、スタイル的にゴメンナサイですが…。
活躍中の各界クリエイター作品の中には、かつての“デス渋谷系”ノイズバンド「暴力温泉芸者」の中原昌也が撮ったモバイルディスプレイ作品もあったけど…猫ちゃんがひたすら映ってるだけで、作品と呼ぶにはあまりにも…??? 映画評論家でもある彼としては、自作をどう批評するのだろうか?
いずれにしても、映画関係者の人達の意見や感想が聞きたいところです。
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