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2009/07/29

ラッキー・バースデイ!

お惚気(のろけ)話の締めくくりに
「だから、今は生きててとっても幸せ!!」
満面の笑みでそう叫んだとたん、
目が覚めた。

Winehiro08_2


誕生日の朝

「Thank you,thank you,thank you…」
キュートな声で始まる
エラ・フィッツジェラルドの
ベルリンライブ盤をかける
蝙蝠と同じ年ごろくらいのエラの
陽気でちょっとお茶目なアルバム

またひとつ生命を更新する日
朝いちばんに、新しい水着で、泳ぎに

まだ梅雨も明けず、外は早くから大降り
そのせいか、ほとんど貸切状態
雨の日の1人きりのプールはシュール
いつもよりうんとゆったり泳ぐ、流す

泳ぎ始めて少しずつわかってきたこと
心地よく軽快に泳ぎ続けるコツは

水と仲良しになること

競泳選手をめざすわけでもないなら
挑んだり、闘おうとしちゃだめ
まずは、水の分子に
「受け入れてもらうこと」から
生まれる前の無垢な謙虚さを思い出せ

そうすると
不思議に水は、とてもやさしくまろやかに
からだや呼吸や、命そのものに
親し気にまとわりついてきて
先へ先へと驚くほど楽に導いてくれる

魚ごころあれば水ごころ

蝙蝠の座右の銘が、日々実感となる楽しさよ
でも、さらに前へと進むなら、
忘れちゃいけない

壁は、とにかく蹴るべし
蹴りさえすれば、その先に自ずと続くもの
自然とは、自ずと然りなんよね

日付が変わって間もなくから丸1日。
ご近所から遠方から海の向こうから
気づけば、何十通ものメッセージ。
『気は心」っていうもんね。
みんなったら凄い!うれしい!ありがとう!
そして
いまは蛍の光となって
メッセージを届けにきてくれた
月姫さま 奇跡のお祝いをありがとう…

写真はラッキーバースデー祝杯用にもらった
ひまわりラベルのカリフォルニアワイン
Girasole Vineyards
PINOT BLANC MENDOCINO 2002

すっかりお気に入りに
MUY BUENO♪

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2009/07/28

続・菩提樹の薫る風。

月が満ち、日を浸食して闇を招こうとも
明けない朝はない、
新しい1日がまた巡りくる。
もうひととき
傷心の紅眼蝙蝠におつきあいください。
偲ぶ心をロザリオに
在りし日の彼のひとの目線で飛び回る
さて、次はいずこへ?

愛知県美術館にて開催中の
「生活と芸術ー
アーツ&クラフツ展 ウィリアム・モリスから民芸まで」

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先の映画に続き、これもまた先月からの仕事の山を越えたら行くつもりで、出足が遅れてしまっていた蝙蝠。
今回の出展中には、ロンドンのV&A美術館やNYの企画展で見たことのあるものも何点か見かけた。各国のアーツ&クラフツ関連作品を総花的に網羅してあり、建築や美術史に少々疎くても、インテリア好きなら室内装飾芸術の創意と熱意に溢るる時代の息吹を十分に感じ取れる内容になっているはず。

さらに興味のある方は、
芸術館Café菩提樹のブログにすばらしく秀逸な解説とレビューが紹介されているので、ぜひぜひご一読を!
○菩提樹の雑記帳より“アーツ&クラフツ展”

○ウィーンの雑記帳より“ウィーン工房の作品が名古屋に!”

おまけ(大好きなあの椅子のこと)
○菩提樹の雑記帳より“芸術館菩提樹の中の「アーツ&クラフツ」”


ウィリアム・モリスの蓮の刺繍タペストリーの前で。
・・・此処でも、「逢えた」と微笑んだ。


こうしてあらためて読めば読むほど
強く深く気づかされる。
彼女の芸術に対する造詣や考察力と熱意は、
蝙蝠の興味の階段を実に明るく導いてくれる。
そして、とてもていねいに思いをこめて綴られた
愛情たっぷりかつ明快な文章が、本当に大好き!

菩提樹関連のHPの記事などについて
より多くの方が引続き読んでくださることで、
何らかの形で残してもらえるよう
蝙蝠も陰ながら働きかけていきたいと思う。

今年の蝙蝠家訓

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2009/07/22

皆既日食中につき。

蝙蝠雲隠れ。

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2009/07/18

菩提樹の薫る風。

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蓮の頃。
はじめて顔をあわせて話したのは、
なんということ!
1日も違わず、きっかり1年前のこと。

7月15日。
竹取物語のように
突然に、本当にある朝突然に
彼女は天に召されてしまった。

梅雨明け前というのに抜けるような夏空の日。
彼女の城「菩提樹」という名の芸術館にて。
お別れではなく、旅立ちのお見送りに。
愛してやまぬ国へ、街へ、人のもとへ。
いってらっしゃい もっと、自由に
またいつか、約束の場所で。

蝙蝠はなぜか、何度も何度も
彼女の趣味を凝らしたカーテン越しによく眺めた
お庭の金木犀ばかり、見上げていた。
すると、読経の間に一頭の揚羽蝶が。
参列者に向かって
「またね 皆さんありがとう」と
微笑み告げるかのように舞って去っていった。


その夜。
「ぜひご一緒したい映画があるんです!」と
誘ってくれたことを思い出し、小さな映画館へ。
先週七夕の日、会って別れた足で
彼女ひとりがお先にその映画を観に向かった。
まさかこんな急に逢えなくなってしまうなんて。
その日都合のつかなかったことを深く悔やんだけれど、
映画が始まってすぐに、その思いは吹っ飛ばされた。

『ヴィニシウス 〜愛とボサノヴァの日々〜』

ボサノバの名曲「イパネマの娘」の作詞家で、
アカデミー賞受賞『黒いオルフェ』の原作者
ブラジルのヴィニシウス・ヂ・モライスの生涯。

外交官であり詩人だったドンファンのドキュメンタリー。
冒頭から語られるポエットが、歌われるリリックが、
ことごとく その日旅立っていった彼女からの
あまりにリアルなメッセージそのものに感じ、
最後まで蝙蝠のカラダとココロは震え続けた。

「ここに、来てほしかったの
ここで、伝えたかったの」
そんな声に呼ばれたかのようで。

お葬式の夜に、映画館へ。
音楽を、映画を、芸術を心から愛してやまなかった
小さな齟齬が大きな摩擦を生み炎上する
世界中の人々や国々の戦い争いに心を痛め続けた
蝙蝠が身近に知りうる誰よりも
知的で、高潔で、慈悲深い彼女だったからこそ。

最後に彼女が心を震わせた小さな暗闇の中で
そっと静かにお互いの魂を重ねあう
そういうことで、よかったんじゃないのかな。
思いとは、そういうものなんじゃないのかな。

だれもが、ひとりひとり特別な思いを抱いている。
だれもが、その思いを尊重しあう心を持っている。
それが真実であることを、蝙蝠は知っている。

最後に会った時
「しがらみをほどいて、
私たちらしいスタンスでまいりましょう!」
そうふたりで語り合った
その気持ちを忘れずに
自然体で横糸縦糸を編んでいける
心の自立した世界を歩いていこう。

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追記:
昨夜知ったけれど、映画を観た翌日すぐに、
彼女は自身のブログ「菩提樹の雑記帳」
そのレビューを綴ってアップしていました。

そういえば、菩提樹の楽譜台には、
「ラテン&ボサノバ」のスコアが置かれたままだった。
パソコンデスクの椅子には、
やはり開催中の「アーツ&クラフツ展」に刺激されてか、
ウィリアム・モリスの作品集がそのままに。
この展覧会のことも、2つの雑記帳に綴られている。
「ウィーンの雑記帳」
熱いな。とてもワクワクするし、刺激と勉強になる。
「とことん楽しむことが正しく学ぶこと」だと、
蝙蝠は彼女から教わった気がする。

ありがとう。
いまは感謝の言葉しかありません。

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鶴舞花ごよみ。

まだ明けないか、梅雨。

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鶴舞公園は今年で百歳。
毎月替わりで旬花が楽しめる。

桜、ツツジ、薔薇の頃を過ぎれば夏の匂い。

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鷺が舞い降りたような菖蒲園も、
紫陽花やの芙蓉の咲く小径も
ぜーんぶぜーんぶ蝙蝠んちの庭。
…だと思って暮らせば
なんて贅沢なことなのかしら。

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ごくごく、水を飲む。夏が来る。

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