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2010/02/21

シシィと初対面。-ハプスブルク展-

1

2010年は、日本とオーストリア・ハンガリー帝国が、
国交を結んでから140年目。
ヨーロッパに600年以上も君臨したハプスブルク家、
芸術をこんなにも厚く、
“マニアックに”庇護した王家も無かったかと。

「ベラスケスもデューラーもルーベンスも、
わが家の宮廷画家でした。」

・・・なんとまあ、ソッコーで降参です。

「ハプスブルク展」
ここまでの西洋画展覧会は無二!東京・京都のみの開催と知り、
雪景色を眺めたくて、蝙蝠は在来線でのんび〜り京都へ。

とにもかくにも、名画づくしで感覚が麻痺しそう。
エル・グレコ『受胎告知』さえも、前菜のよう。
肖像画や宗教画ってだいたい蝙蝠には退屈なんだけど、
ヨーロッパ人の肉食DNAが絵画にまで滲む、
グロテスクなまでの美しさに深々と引きずり込まれる。

ヴィヴィアン・ウエストウッドの広告かと見まごうのは、
「洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ」

このサディスティックでクールな目線に、ゾクゾク。
麗しき生首仲間(笑)と言えば、聖なる鬼女ユディット
カラバッジオ、ジェンティレスキ、クラナッハ、ジョルジョーネ、マセイス、そしてあのクリムトまでが彼女をテーマに、グロテスク〜耽美までさまざまな表現で描いている。
今回は、ヴェロネーゼとヨーハン・リスの生首対決!
2点の「ホロフェルネスの首を持つユディット」に注目。
特にヴェロネーゼの描いたユディットは、
たおやかそな表情が逆に生々しくドラマを感じさせる。

なぜ、生首にこんなに執着しているんだろ。。。
いや、画家もだけど、蝙蝠も(笑)

お口直しはやっぱり、
シシィこと「オーストリア皇妃エリーザベト」

『11歳の女帝マリア・テレジア』も
既に圧倒するような知的な美しさがあったけれど。
このお方はもう、
当時のヨーロッパ社交界最高のアイドルでしょ。

170センチ以上の身長でウエスト50センチ、
くるぶしまで届く長い髪が誇りだったという。
緑茶でリンスしたり、自家製トリートメントや
お顔もオートミールとミルクでパックしてたとか。

今で言う世界のセレブ・ファッションリーダー。
肖像画も想像を絶するド迫力の大作でした!

意外な見所は、特別出品されていた
明治天皇から皇帝フランツ・ヨーゼフ1世に贈られた
庶民の歳時記や風俗を細やかに描いた画帖と蒔絵棚。
あらためて、
日本の絵画って、本当に素晴らしい。
浮世絵のオリジナリティは世界の至宝ですね。

皇妃エリーザベトとハプスブルクに興味のある方は、
長久手の芸術館Cafe菩提樹の亡きマダムによる
「ウイーンの雑記帳」もご覧ください。


3

おまけ
ウィーン美術史美術館総館長
サビーネ・ハーグ女史がカッコ麗しくて吃驚。

Highlight_musium0


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