音景

2009/09/14

菩提樹でリュージュを。-その2-

Rb1

厳か。けれど、重々しい翳りはなく。
彼のたおやかな物腰ややわらかな声色が
此処の空気とふくよかに調和しているのだ。

映画『おくりびと』では、
納棺師のその所作に皆息を飲んだという。
彼がオルゴールを手に取り、螺子を巻き、蓋を開いて
菩提樹のティーテーブルにそうっと置く様子は、
あたかもソムリエかオルゴールに仕えるバトラーのよう。
あるいは…

亡きマダムの愛器「Ibachイバッハ」のピアノの屋根を上げ、
響板の隙間に瀟洒な象嵌を施したオルゴールを納める様子に
「菩提樹のおくりびと」と、心の中でひとりごちてしまった。

実際、ムク材の72弁REUGEオルゴールが、
菩提樹の中にいくつもいくつも並べられ、
黄金色のシリンダーが微かに光沢を放つ風情は、
マダムの御霊を送る精霊流しの灯のようでもあった。

H氏の真摯かつ彼女への深い敬意のこもったあいさつや
詳細なレクチャー、精巧なオートマタで参加者を魅了した
シンギングバードなどREUGEオルゴールの多彩な音色。
まるで目の前で人が演奏しているかのような
とても機械が奏でているとは思えない魂のこもった音楽。
聴けば聴くほど、心がリラックスして優雅に和んでいく。

貴族の間だけで楽しまれてきた芸術音楽が、
オルゴールの進化によって、庶民にも身近なものに。
そうした歴史的エピソードすらも、
彼女の思想や求めていた世界にすべて通じていく。

大衆的なロマ音楽楽を芸術音楽の域にまで高めた
ヨハネス・ブラームス編曲の「ハンガリー舞曲」は。
彼女曰くカフェや酒場などでよく演奏されるとか。
彼女の全身から繰り出される軽快なメロディが
蝙蝠の耳奥で鮮やかに息を吹き返し、
オルゴールの音色と楽し気に重なって、
不思議なコラポレーションDUOを体感した。

彼女がはじめてこのオルゴールを手にした時に思いつき、
飛び上がりそうなほど興奮して、イタズラっぽい笑顔で、
「きっと貴女もお気に召してくれるはずよ!」と話してくれた
その“特別な発見”とは・・・

それが、ピアノの響板の隙間にオルゴールを置き、
屋根(蓋)を開けたまま、あるいは閉じて聴くという方法。

楽器はそのボディに響かせて音を出すものであり、
オルゴールも箱や置く台と共鳴して音を奏でるもの。
ピアノ内部に納められたオルゴールは、ピアノ全体を共鳴体としてまるでそのルーツ(教会の鐘=カリヨン)を思い出したかのように、奥深く荘厳な音色に変化して、聴く者を祈りに導いていく。

薔薇が施された「Callista」というオルゴールには、
かの3人の女性作曲家達の曲目が収められていた。

川辺にて:ファニー・メンデルスゾーン
アレグロ・ノン・トロッポ:クララ・シューマン
父の庭:アルマ・マーラー
※蝙蝠セレクトの各リンク先もけっこうイケます。

やすらかな時を 忘れ得ぬ時を
一緒に過ごした時を
繰り返し繰り返し 螺子を巻きつづける
生きている限り その役は終わらない

Rb2

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2009/09/09

菩提樹でリュージュを。-その1-

夏と秋とがフュージョン、それともコンフュージョン?

8月最後の日曜日は、
この夏急逝した菩提樹Cafeマダムの忌明け翌日。
スイス・オルゴール「REUGE」をフィーチャーした
“女たちの19世紀クラシック”コンサートの日だった。

Rewge1

1年前、「REUGE」社の国内唯一である正規販売代理店とお仕事で関わりをいただき、その担当者のH氏に長久手の芸術館「菩提樹」を熱烈にお薦めしたのが、この出会いが実を結ぶきっかけに。オルゴールの楽曲リストには、19世紀の音楽やオペラなどが多いものだけれど、特に「REUGE」の選曲の多彩さは白眉。きっと故・菩提樹マダムも興味を示されるに違いない。なによりも菩提樹と言う比類ない“芸術館”と、マダムという素晴らしい“芸術案内人”の存在をH氏に知っていただきたくて。蝙蝠、まだH氏とも2度目だったにもかかわらず、菩提樹についてとにかく夢中でお話ししたのをおぼえている。

間もなく彼は菩提樹に足を運んでくださり、マダムと意気投合して2時間以上も過ごされたとか。彼女からも、オルゴールの楽曲リストや音色、その歴史の深さに感銘した様子が、蝙蝠の元にメールで、お電話で寄せられた。

ミツバチならぬ蝙蝠の縁結び、
いつか何らかの形で実を結ぶといいな。

そーんな風に思っていたから、この初の企画が立ち上がり、彼女からコンサートの趣向についてなどご相談いただいた時も嬉しくて嬉しくて、その日が来るのを本当に指折り数えていた。

マダムの思いついた企画はやはり、彼女ならではの見識とセンスに溢れた内容。世界的作曲家達の陰で活躍した女性作曲家たちにスポットを当て、彼女たちの楽曲がプログラムされたオルゴールの音色のみならず、いかにも女性らしい優雅な旋律をマダム自身もピアノで奏でるという趣向だった。
折しも、8月の終わりから始まる映画『クララ・シューマン』の公開にも併せたタイムリーな企画だっただけに、彼女の巧みな案内で実現することが不可能になってしまったことは、本当に残念。。。

でも、この日はH氏が「せめてコンサート企画のかわりに」と、REUGEオルゴールをいくつもご用意され、オルゴールの歴史やさまざまな興味深いエピソードなどとともに紹介してくださることに。ビジネスを超えたこうした自然な想いの繋がりが生まれたことを、心から嬉しく思う。

亡くなる直前にマダム自身より菩提樹メンバーに送付されたラストメールから、一部抜粋して下記にご紹介します。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
◆リュージュ・オルゴール コンサート
 「オルゴールが奏でる19世紀ロマン派」  
2009年8月30日(日) pm2:00開演 
レクチャー&ピアノ演奏:大島 千佳  
オルゴール演奏曲目:
クララ・シューマン、ファニー・メンデルスゾーン、アルマ・マーラー
ブラームス、ショパン他の音楽
ピアノ演奏曲目:オルゴールに使用された音楽の原曲
関連する音楽作品

幸運にも19世紀半ばに創業したスイスの高級オルゴール・メーカー、リュージュ社のオルゴール輸入代理店から大変貴重なオルゴールを何台かお借りすることができることとなりました。その代理店はスイス・リュージュ社の国内総代理店をつとめ、京都嵐山オルゴール博物館も運営されています。

かつてヨーロッパの貴族らが愛用した高級オルゴールは、最高の職人の技が生み出した芸術品といえます。手作業で膨大な数のピンを埋め込んだシリンダーがゆっくり回転すると、きらきら宝石のように輝き、その美しさに息を呑みます。またシリンダーが収められている木製の箱は、シンプルなものから象嵌細工をほどこした高級家具仕様のものもあります。

曲目はオルゴールが大変愛好された時代の18世紀から19世紀のクラシック音楽が中心となっています。一般的にはクラシックの作曲家といえば男性を思い浮かべるかと思いますが、19世紀には女性の才能ある音楽家もいました。しかし、時代的に女性が前面に出ることが難しかったため、歴史の中に埋もれていましたが近年こうした作曲家の作品が再評価されています。その中でも最も良く知られているのはロベルト・シューマンの妻であり、ピアニストとしても作曲家としても才能に恵まれたクララ・シューマン。他に、今年生誕200年を迎えたフェリックス・メンデルスゾーンの姉ファニー・メンデルスゾーンや、グスタフ・マーラーの妻だったアルマ・マーラーなどがいます。リュージュ・オルゴールにはこうした女性作曲家の作品が選曲されているものがあり、ヨーロッパの文化の成熟度を感じさせます。

この度の菩提樹でのオルゴール・コンサートは、こうした女性作曲家と彼女たちを取り巻く男性たちの音楽作品をオルゴールとピアノの演奏でお楽しみ頂くという凝った企画です。今年が生誕190年に当たるクララ・シューマンにつきましては、この夏映画も公開されます。併せてご覧頂くと、より19世紀ヨーロッパが、当時の女性の生き様が感じられることと思います。

菩提樹では8月よりピアノ誕生300年記念企画のレクチャー・シリーズも始まりますが、19世紀のピアノの発達史とオルゴールの発達史には重なる点も多くあります。19世紀のヨーロッパの文化史の知識を深める良い機会になるでしょう。

今年2月ウィーン菓子お茶会でリュージュのオルゴールが紹介された時の様子はこちら

オルゴールや自動演奏楽器について

映画「クララ・シューマン」のオフィシャルサイト
(名古屋では8月下旬より公開中)

Reuge1

この日のレポートはまた後ほど。

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2009/05/05

パーカッション&ブラスでダンス!ダンス!ダンス!

忌野清志郎&NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNSのトランぺッターとして、最後のステージまで一緒に頑張って来たNaveちゃんこと渡辺隆雄。長年清志郎の相棒を務めて来た宮ちゃんこと dsの宮川剛も、どんな思いでBOSSを見送っただろう。
そんな2人がブラジル音楽のルーツを東京グルーヴで大噴火!させまくっているpikaia pandeiro specialの5月ツアー、そろそろ始まります。

名古屋は2009/05/29(金)TOKUZOにて。
渡辺隆雄tp 中西文彦g 小澤敏也perc 古尾谷悠子perc
宮川剛percは今回オヤスミ。
紅一点perc 古尾谷悠子ちゃんが華を添えます。

co-actは、蝙蝠の地底シスターズでもダイナマイトなトランペットで色を添えてくれている、石渡岬嬢率いる「東海道スモッグブラス」。総勢7名のド迫力編成で、pikaiaパーカッション組とのセッションもお楽しみ。
一緒に行こうよ、ダンス!ダンス!ダンス!

pikaia pandeiro special@TOKUZO
18:00/19:00 ¥3,000/¥3,500
お問い合わせ:052-733-3709

蝙蝠デザインチームdraaawデザインの最新作
「pikaia pandeiro special/TOKYO VOLCANO」

(FDR-1010)
'08.10/1 Full Design Recordsより好評発売中!

GODは生き続けるよ、どこまでも。誰の中にも。

Pps_090529

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清志郎GODに感謝。

忌野清志郎が、天に召された。
5月2日 享年58歳

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昨年2月日本武道館での「完全復活祭」に行き、
3時間ぶっ通しの元気なステージを観たのが
最後の姿だったから、正直まだ信じられない。

30年前となりのクラスから掃除の時間に中村達也が来て「おまえコレ知っとる?」と手渡されたのが、POPな赤スーツ姿の清志郎がジャケの『ステップ!/RCサクセション』のシングル盤。「ヘンな声、ヘンな歌」というのが第一印象だった。
が、それ以来、高校時代は名古屋でのコンサートすべて親友のKコと最前列を陣取り、ステージの清志郎から腰のスカーフも何本かもらったっけ。文化屋雑貨店のヒョウ柄スカーフがいちばんのお気に入りで、いつも通学カバンに結わえてたなあ。

シャイなチャボに恋をして、新井田コーちゃんのドラムにロックンロールの気持ちよさを叩き込まれた。「SAXがこんなにSEXYだなんて!」とティーンエイジャーの蝙蝠のココロを初めて熱く濡らしたのは、生活向上委員会=生向委のドクトル梅津(梅津和時)。
後に、蝙蝠が寺田町グループ時代からお世話してきたpikaia率いるトランぺッターNaveちゃんこと渡辺隆雄が、梅津さんと一緒に清志郎バンドの3管部隊「NEW BLUEDAY HORNS」の一員になるというミラクル&サプライズが!

2006年5月日比谷野音でのライブ「風のラプソディ〜Harmony with the Earth」では、楽屋の打ち上げにも呼んでもらい、なんと、素顔で愛車に寄り添う清志郎KINGと真向かいで見つめあってしまい、思わずドギマギ。。。
おだやかで優しい笑顔にあたたかく包まれたような気持ちになったその日から間もなくして、突然喉頭がん告知と入院の報を聞き、啞然となったよ。

Rc3

完全復活祭の後に、腰への転移が発表された時も自筆メッセージを発表し、「すぐに帰ってくるから…夢を忘れずに!」という言葉に、逆にこちらが元気づけられたんだ。

初めてのステップ!から30年間。
ロックを、ブルーズを、ソウルを、ありがとう。

カーラジオからスローバラード
夜露が窓をつつんで
悪い予感のかけらもないさ

ずっと眠る時まで流れているあの歌声。
みんなが彼を知ってる。
日本ロック史上最高にキュートな
生粋のロックンロールバンドマンのことを。

Step

ソウルシンガー ウィルソン・ピケットの
「エキサイティング」のジャケとそっくりさんです。

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2008/01/06

地底シスターズ。-得三大忘年会-

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年末限定「日本一まじめなソウル宴会芸」
地底シスターズ。
重鎮ブルースマン木下和彦(g)をバンマスに、
バレーボールズ赤門という兄弟バンドから
精鋭メンバーも応援、豪華バックバンドに率いられ?
なんと、スペシャル・エディションで4年ぶりに復活。

オリジナル衣装もリニューアルです。
黒のロングフリンジが妖しく揺れるミニ、
蝙蝠は向かって左端のアフロ担当です。
テーマは、2007年アカデミー賞最多8部門ノミネートで
話題を呼んだ、映画『ドリームガールズ』
過去数々のソウル、R&Bの名曲を冒涜し続けてきた
地底シスターズが、遂に アカデミー賞を冒涜です!

ビヨンセ役争奪戦、
二の腕は、全員ジェニファー嬢担当。。 。^^;

何度でも観たくなる、胸が熱くなる。
・・・ひっくり返る。
満場の得三フロア、大歓声総立ちで、
皆さん熱いご声援ありがとうございました〜
2008年もかしましく楽しくまいりましょう!

★『地底シスターズ』ちょいとメモ
ちびまる子ちゃんのテーマ「踊るポンポコリン」で
かつて日本レコード大賞まで受賞しちゃった
ブルースシンガー近藤房之助が初代店長を務め、
後に現「得三」森田社長へと受け継がれた
名古屋・今池のライブハウス「オープンハウス」。
毎年12月30日恒例の忘年会にて、
出演ミュージシャンのライブの幕間に
日頃はお客さんとしてステージを盛り上げている
素人なオネエサン達が、 自前の衣装とラジカセで、
華麗にビッチにショウを披露したのが始まり。
ちなみに「地底」は、
オープンハウスが地下にあったことから
貝がらMAXの竹安師匠(vo/b)が命名。

Cdg11

1998年ライブハウス「得三」オープンを機に再結成、
新規メンバーとして蝙蝠も加わりました。
以来、年末と寿には欠かせぬ、すっとこショーガールとして
常に“付け焼き刃”でステージに立たせていただいてます。
すみません。

2008年は「得三」も10周年を迎えますね♪
みんな今夜もソウルフルに呑み続けています!

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2008/01/03

ふたつのペルソナ。-マキ&ランコ-

Ranmaki

「呼ばれる」
ということは、やはりあるのだろうなと思った。
この秋から冬の始まりに。

10月末、出張の帰りにふと京都に降り立ち、
無性に帰り難くひとり2泊も過ごしてしまったり。

その週末(10/27)には、
カルメンマキ(vo)×板橋文夫(pf)@得三のライブへ。
「ああ、この組み合わせがあったか」。
板橋さんの煽情的でドラマチックな独弾を呼び水に
うんと翼の自由度を広げたマキさんの唄は、
シンガーとしての確固たるスタイルが再構築され、
新しい命の息吹が鮮烈に感じられてうれしくなった。

いつも生で聴くたび胸がぎゅうっと絞られる
『ペルソナ』。
男性同士を唄っていることを
MCで初めて知る。
それでもやはりせつなくてたまらなくなる、
高橋陸郎の詞。

そして、寺山修司の詞。
『時には母のない子のように〜サマータイム』。
ジョージ・ガーシュウィンが1935年に書いた
フォーク・オペラ「ポーギーとベス」の中の曲
『サマータイム』は、古い黒人霊歌(ゴスペル)
『時には母のない子のように』のメロディーに
インスパイアされて作曲されたものだとか。

ここにも、「音楽の輪廻」が息づいている。

蝙蝠にとってこの曲は、
幼い頃「夜のヒットスタジオ」で
当時まだ10代だったロングヘアのマキさんが
無表情に唄うのを観て以来、
彼女の唄でしかない。それでいいと思う。

「私が死んでも唄は残る、生き続ける」。
この言葉が蝙蝠の深くに楔を打ち込んだ。

ライブ後、「お久しぶりです」と少し言葉を交わし、
新譜『時には母のない子のように2007』に、
10年ぶりにサインをもらった。
それからまもなく、
出張で行った横浜にて。
偶然にもその日、またも彼女のライブがあった。
桜木町の老舗JAZZ SPOT「ドルフィー」
蝙蝠が生まれるちょうど1ヶ月前にこの世を去った
アルト・サックス、フルート、バス・クラリネット奏者
エリック・ドルフィー(1928.6.20~1964.6.29)。
ジャズ奏者の中でもとりわけ好きだっただけに、
一度この店に行きたいと思っていたけれど、
思いがけず足を運ぶ機会に。

カルメン マキ(vo)
太田恵資(vl,etc)
田中信正(p)
つの犬(ds)

満員御礼、遅れて到着した蝙蝠の席は、
太田さんのすぐ目の前。
立てかけたバイオリンに爪先が届きそう。
同級生のタップダンサーとどこか似ている
この人の懐深い軽やかさが、好きだ。
田中さんのピアノも艶やか。また聴いてみたいな。
個性的なメンツだけに、善し悪しよりも
スリリングに楽しめた。
マキさんも、それを楽しんでいた様子。

蝙蝠とカルメン・マキを結ぶもの。
「関西PUNKシーンの女帝」
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80〜90年代京都アンダーグラウンドを彩った
THE CONTINENTAL KIDSのベーシスト、
SPERMAのヴォーカリスト
ランコ嬢が逝去し、2007年11月で早10年。
1997年12月。
京大西部講堂で追悼ライブが行われ、
蝙蝠は彼女の晩年曲を代わって歌うお役目に。
その際のトリとして、「カルメンマキ&OZ」が、
20年ぶり、一夜限りの復活を果たした。

目標を持たぬ蝙蝠の、唯一の標であり続ける
最強の不良姉であり、反面教師なおふたり。

ランちゃんの立っていたステージに
見送り役で立たせてもらってから10年。

導かれるように、西へ東へ。
蝙蝠もふらふらと飛来させてもらいました。

写真は、「ドルフィー」の帰り道、
野毛の飲屋街で見つけた
“ジャズと演歌の店”。
これも2つのペルソナの融合?
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2007/08/30

男達の「晩夏」シリーズ。

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写真は札幌・ススキノ「鴇の家」の塩ラーメン。
モンゴル:塩 meets 名古屋:コーチン in 札幌

8/17-18北海道ライジングサン・ロック・フェスティバル(RSR)ツアーにまで持ち込んだ、アニキ達のこの2枚+DVD。 ジャケの面構えからして大ウケしました!すっかり蛇路です。

『男唄〜昭和讃歩/木村充揮×近藤房之助』

<収録曲>
01.JAM I
02.泣いてたまるか(渥美清)
03.俺は待ってるぜ(石原裕次郎)
04.男のブルース(三船浩)
05.男ならやってみな(和田弘とマヒナスターズ)
06.酒と泪と男と女(河島英五)
07.酒よ(吉幾三)
08.赤と黒のブルース(鶴田浩二)
09.これが男の生きる道(クレイジー・キャッツ)
10.星屑の町(三橋美智也)
11.北帰行(小林旭)
12.ぐでんぐでん(萩原健一)
13.見上げてごらん夜の星を(坂本九)
14.プカプカ(西岡恭蔵)
15.夢で逢いましょう(坂本スミ子)
16.JAM II

裏ジャケでまさにひっくり返ります。
『泣いてたまるか』PV中、2人のギターヘッドの向きがナイス! 「松竹梅」平成ヴァージョン!?

こちらは「美しい屁」・・・ではなく、「美しい疵痕」です。
今年4月来日、東大駒沢キャンパスでのイベント〈JAZZ TODAY〉にて、「聴く者に美しい疵痕を残す作品」とシニカルなジョークを交え早口で喋くり倒していたNYアンダーグラウンドの大親分、 キップ・ハンラハンの新譜。
『BEAUTIFUL SCARS』。

そして、DVDはフジロック、ライジングサンでのみ販売?の “オフィシャル海賊版”(!!!???)
『FRICTION DVD 2006-2007』

男くさっ。ムンムンの夏でした。

写真は、「大正琴を弾く昭和オヤジと平成ボーイ」。
歳の差55歳。GOGO!

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ナルダン大正琴
「大正琴」は、名古屋発祥の楽器です。

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2007/02/19

Letheオブジェ楽器。 -桑山清晴&安藤伸-

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1999-2003 名古屋港20号倉庫(現イタリア村)にて。
桑山清晴を主翼に毎秋数日間開催されてきた、
「Lethe. Voice Festival」
インプロヴァイズド・パフォーマンスを中心とした、
アヴァンギャルドかつ天衣無縫な解体・再構築イベントに、
蝙蝠も主催スタッフ&暗闇写真家として参加。
廃墟化していた名古屋港ガーデン埠頭のWEAR HOUSEを、
名古屋市が「Art Port」として期間限定で開放していたが、
2004年に老朽化を理由に閉鎖、一転、イタリア村に。
どっこい、それでLetheが終わってしまったわけじゃない。
2004,2005年は「kuwayama-kijima」「Lethe」名義で、
スイス・ローザンヌ/ジュネーブでのイベントに出演、
そして2006年秋には、スコットランド・グラスゴーに飛び、
「INSTAL06」に出演。

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桑山によるドライアイスと蠟燭、安藤伸の作による
スティールテーブルを使ったパフォーマンス、
久々のkuwayama-kijimaでのチェロ/バイオリン演奏は、
満場の喝采を得てあらためて「Lethe.」の名を外地に刻んだ。

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そのグラスゴーで桑山氏が演奏したオブジェ楽器が、
下記にて展示されています。
会期/ 2007.2/17 Sat.〜3/4 Sun.
open 13:00/close 20:00
開催場所/L Gallery,F-1
名古屋市名東区本郷1-43 The Apartment LiF F-1
※地下鉄東山線本郷駅2番出口より徒歩7分
エントランスの呼出しボタンF-1を押してお知らせください。
問い合わせ 052-774-5599

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2006/09/14

ブラジルのタンバリン。−パンデイロ−

pikaia pandeiro specialのライブに先駆け、
「パンデイロ」について、ちょっとお勉強。
「コレって、ただのタンバリンじゃん。」
ええ、まあ、そーなんですけどもね。
ソレが実に驚異的!な打楽器なんですよう。
今回pikaia pandeiro special(以後pps)を全面的にプロデュース、サポートしてくれている、パーカッションファンには有名すぎるほど有名な楽器店マルメラアダHPのTOPで、ちょこっと生音が聴けます。
この楽器の第一人者として知られているのが、マルコス・スザーノ
「マルコス・スザーノはブラジルを代表するパーカッショニストの1人。ブラジルのタンバリン、パンデイロを主に使用する。タンバリン一つだけでドラムセット並みにバリエーションが豊かで迫力のある音を生み出すことで世界的に名声が高く、ブラジルのスターミュージシャンをはじめとしスティングなどのサポートも努めていた。現在は様々な活動に加え、THE BOOMのボーカリスト宮沢和史の新バンドであるGANGA ZUMBAの正式メンバーとして日本国内でも勢力的に活動している。」(Wikipediaより)
ま、ようするにそういうことで、彼を師とするpikaiaの小澤敏也は、日本を代表するパンデイロ奏者なわけです。ライオンキングにも出演。

このパンデイロ、最近じわじわとブームの兆しなんですね。
'04年のユニクロのCMで、山崎まさよしが手にしているのをおぼろにおぼえている人もいるかしらん?
最近では料理家のケンタロウ氏(小林カツ代のご子息)も、マイブームとか言うてはるし。
でんでん太鼓(古!)サイズのちっちゃいのまであって、実にバリエ豊富なんですね。それでも小澤氏曰く、
「いやぁ〜知らない人から見たら、ただの“タンバリンの上手なオッサン”なんだもんねぇ〜」と苦笑い。
はっはっはあ!いかにも!(笑)

ppsメンバーに加わった宮川剛氏は、清志郎GODとの2人コスプレユニット「セムシーズ」や「越前クラゲーズ」(笑)でも叩いとったでね。この宮ちゃん、ただのフザけたおニイちゃんなだけじゃあなくって、実に緻密で多彩なエフェクターワークスで、このブラジルのタンバリンを“ミラクル宇宙楽器”にしてしまうのよ。おざー氏と宮ちゃんの対照的なコントラストも、ppsの見どころです!

ppsリーダー渡辺隆雄(tp)も宮ちゃんも、残念ながらこの夏は、清志郎バンドのツアー参加がなくなってしまったけれど、そのぶん今回の「SANGUE」ツアーでは、骨太かつエネルギッシュなプレイで魅せてくれています!
最後に、名古屋が誇るブラジル音楽工房「SAMBATOWN」の若大将かみおきゼジ君の援護ブログぜじろぐで、ライブ前の興奮をさらに煽っちゃおうっと。

写真は上より
「パンデイロいろいろ」人の数だけ、いやそれ以上?
「おざー氏のゴッドハンド」一見の価値ありありです!
「エフェクト・マジック」宮ちゃんの音魔術に溜息。。。
「魔法の箱の中身」清志郎GODのステッカーにご祈祷。
「タイコ天国」ライブはまるで見本市!これは...スルド!?

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Miya1

Miyaa

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2006/09/13

pikaia LIVE! −名古屋今池・得三−

蝙蝠が長年エールを送り続ける2人組。
pikaia-ピカイア-
[渡辺隆雄(tp)小澤敏也(per)]
tpの渡辺は、多次元ジャズユニット「Missing Link」、山田晃士と泥沼楽団の他、忌野清志郎バンドの「NEW BLUEDAY HORNS」でも活躍中の骨太トランペッター。 小澤とともにオリジナル・ラブのツアーにも参加。
perの小澤は、ブラジル/アフリカ打楽器となんでもかんでも熱くピュアなパッションで鳴かせる、パーカッションの名手。 特にパンデイロでは、マルコス・スザーノの奏法・精神を継ぐ奏者として国内でも屈指のプレイヤー。

最新アルバム『SANGUE』は、やはり清志郎と長年タッグを組む辣腕ドラマー 宮川剛(per)、ラティーノにしてロックな指先の魔術師 中西文彦(g)を加え、
pikaia pandeiro special- として、
「パンデイロ」を核にブラジリアン・パーカッションを全面にフィーチャーしたスペシャル編成で完成!
錦絵のごとく多彩な混血グルーヴ&サウンドは、まさに日本初。ジャズ/ブラジル音楽ファン、パーカッションファン必聴!には違いないんだけど、「そのどれもよく解らない」という人にこそ、肩の力を抜いて、さりとて腹の底から楽しんでもらえる音楽なんじゃないかな。
パンデイロは、一見タンバリンのようだけど、ところがどっこい、ドラムセット級の多彩なリズムを生み出すミラクルな楽器。エフェクターを駆使した縦横無尽なリズムのシャワーは、耳に心地よいスコールとなるはず♪

そして、彼らのアルバムジャケットを前作に続いてデザインしたのが、蝙蝠たちdraaawの3人組。コピーライター、イラストレーター、グラフィックデザイナーと、それぞれの肩書きを鍋にぶち込み、骨の髄まで煮込んで三昼夜。ぜひCDを手に取って、中身までトロトロに味わってみてください。

pikaia pandeiro special 「SANGUE」発売記念LIVE!
秋雨前線とともにライブツアーも活発化している模様。
で、ファイナルはいよいよ名古屋!
ライブハウス得三では、draaawによるグラフィックワークスと、
サプライズなコラボレーションでお待ちしています!
く〜楽しみ!作品もみんなに見てもらいたいし、会おうよ。

pikaia pandeiro special@名古屋今池・得三
9/19(火)6:00開場 7:00開演
前売¥2,700 当日¥3,000
*前売りチケットは、ぴあ・得三店頭にて発売中!
得三の電話・メール・FAX予約もOKです。

得三 TOKUZO
名古屋市千種区今池1-6-8 ブルースタービル2F
TEL/FAX: 052-733-3709
PM6:00〜AM5:00(ライヴは7:00〜10:00)
info@tokuzo.com

■pikaia pandeiro special
[渡辺隆雄(tp)中西文彦(g)小澤敏也(per)宮川剛(perc)]
■×draaaw works
[岩田舞海・篠原富夫・柚木美里]

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